メダカの屋外飼育する上で避けて通れないのは、自然災害対策です。特に雨・梅雨対策は必須となります。
メダカ飼育における雨・梅雨対策は何をやればいいの
メダカを屋外飼育する場合、そもそも雨・梅雨対策は必ずやらないといけないの⁉️
対策は必須です。なぜなら対策をしないとメダカが流されてしまう可能性があります。
そうなんですか‼️
詳しく教えてください。
それでは詳しく解説していきましょう。
結論
対策で最もやらなければいけない項目はオーバーフロー対策です。
オーバーフローとは何ですか❓
メダカの飼育における「オーバーフロー」とは、大雨などで飼育容器の水位が上昇し、容器の縁を超えて水があふれ出ることを指します。この状態では、メダカが流される危険性があります。オーバーフロー対策は、一定水位以上になった場合に自動的に排水する仕組みを設けることで、メダカが流されるのを防ぐために重要です。
3つのオーバーフロー対策
メダカの屋外飼育におけるオーバーフロー対策については、3つの方法があります。以下の対策をご検討ください。
1.塩ビ管を使用する
塩ビ管を使ったオーバーフロー対策は、容器に穴を開けて塩ビ管を通し、水が塩ビ管まで到達すると外に流れるようになっています。これにより、大雨でも排水力が強く、メダカが流されるのを防ぐことができます。ただし、容器に穴を開ける必要があるため、加工には一手間と工具が必要です。我が家では側面に排水管VP16用の穴を開け、オーバーフローするようにしています。また網をつけることにより、メダカが流されることのないようにします。飼育ケースはカインズホームのタライとNVボックス22を使用しています。
排水管のVPって何⁉️
用語解説しましょう。
排水管のVPとは、硬質塩化ビニル管(Unplasticized Polyvinyl Chloride, PVC-U)のことを指します。これは、塩化ビニル樹脂を主成分としたプラスチック製の管で、軽量でありながら耐錆性に優れているため、住宅の水道管や排水管に主に使用されます。また、VP管は耐圧性が比較的低いため、低圧の水道管や排水管に適しています。
VU管と比較すると、VP管は軽量で取り扱いやすく、価格も比較的安価ですが、高温や高圧には弱いという特性があります。そのため、用途や予算、取り扱いの容易さなどを考慮して選択されることが一般的です。
2.布やスポンジを利用する
布やスポンジを飼育容器の淵にかけることで、毛細管現象によって水を吸い上げ、サイフォンの原理で容器外に排水します。この方法は容器に穴を開ける必要がなく、安価で取り付けも簡単ですが、大雨の場合は排水力が弱くなる可能性があります。
3.蓋や雨除けをする
飼育容器に蓋をするか、ビニールシートやブルーシートで雨除けをすることも有効です。これにより、雨水の量を調節し、オーバーフローを防ぐことができます。ただし、ゲリラ豪雨などの急な雨には対応できない場合があるため、他の対策と組み合わせることが推奨されます。
まとめ
これらの対策を組み合わせることで、雨の日のオーバーフローを防ぐことができます。また、雨が上がった後は、簾を日よけとしても利用でき、急激な温度変化も防ぐことができます。メダカの飼育環境に合わせて、最適な対策を選んでくださいね。
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