メダカの針子から親魚に1ヶ月で成長させる方法には3つの重要なポイントがあります。以下のステップを参考にしてください。
①1匹あたりの水量を増やす
メダカを大きく育てるためには、水量が重要な役割を果たします。一般的に、メダカ1匹に対して最低でも1リットルの水量が必要とされています。繁殖用の親魚は1匹に対して5Lは欲しいです。大きく育てたい場合は、できるだけ多くの水量を用意することが望ましいです。過密状態を避け、ストレスを減らし、水質の悪化を防ぐためにも、十分な水量を確保しましょう。
おすすめは80L以上の水量と表面積です。トロ舟等が理想です。水量があっても表面積がないと育ちません。緑色のトロ舟だけではなく、メダカ品種にもよりますが黒色もあるのでメダカには黒がおすすめです。
②稚魚も飽和給餌する
メダカの飽和給餌とは、メダカが常にお腹いっぱいになるように餌を与える方法です。これは特に稚魚や針子の成長を促進するために行われます。飽和給餌を行うことで、メダカはより早く大きく成長することが可能になります。
具体的な飽和給餌の方法は以下の通りです。
- エサの量:1分程度で食べ尽くす量のエサを少量、メダカに与えます。
- エサの回数:エサが無くなったら、また少量のエサを追加します。これを1日に複数回繰り返します1。
飽和給餌はメダカの成長には効果的ですが、やり過ぎには注意が必要です。餌の与えすぎは水質悪化の原因になるため、餌の量や回数はメダカの活性や水温、季節に合わせて調整することが大切です2。また、飼育環境によっても餌の量を変える必要があります。例えば、小さい容器での飼育では食べ残しによる水質悪化が早いため、餌の量を控えめにする必要があります。
飽和給餌を行う際には、メダカが元気な状態であることを確認し、調子を崩しているメダカには適用しないようにしましょう。食べ残しが出ると水質が悪化する可能性があるため、メダカの健康状態に注意しながら給餌を行うことが重要です。
おすすめな餌を2種紹介します。
①おとひめB2
②メダカのエサ 産卵・繁殖用
Hikari(ヒカリ)ブランドのメダカ用産卵繁殖の餌です。通称「金パケ」と呼ばれています。容量40gと130gが販売されています。このエサは、メダカの産卵数や卵の孵化率を考慮して作られておりますが、高タンパクで稚魚にもおすすめです。
③稚魚の大きさを揃える
同時期に孵化した稚魚でも成長に差がでてきます。サイズわけをしないと小さな稚魚が成長できません。
ある程度成長したら、大きさ別にわけ、飼育することをおすすめします。
まとめ
この3ステップを行うことで、飛躍的に稚魚は成長します。早い個体で生後1ヶ月で親魚サイズに仕上げることができます。
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