今回のテーマは、卵の回収率をあげる方法を紹介していきます。
卵の回収率をあげるために何をやるべきか
そもそもメダカは生涯卵を何個産むの?
メダカは生涯約4000個の卵を産むと言われています。一度に産卵する卵の数は、通常は10〜20個程度ですが、最大で70個の記録もあります。
そんなに卵を産むの⁉️
でもそんな数の卵を見たことない
このようなお悩みありませんか?卵を付けている雌はたくさんいるがいまいち産卵床に卵が少ないという現象です。では卵はどこにあるでしょうか。
・産卵床についている卵が少ない
・卵がどこかいっている?
・何者かに食べられている?
答えは…
卵は飼育ケースの底に落ちています。
産卵床に付いている卵は一部で底に落下しているものも多数あります。
それでは、卵の回収方法を2つ説明していきましょう。
- 飼育ケース底にある卵を網で回収する
- 親抜きする
1.飼育ケース底にある卵を網で回収する
網で底の卵を回収します。単純で早いです。卵を放置すると孵化率の低下と孵化しても親魚に食べられてしまいます。またこの方法の場合は網に一緒に親魚をすくってしまう、底面にある汚れも一緒に回収するので、卵の掃除も大変です。
回収した卵もメチレンブルー等で防カビ対策をすることで孵化率をあげることができます。
2.親抜きする
親抜きって何❓
初めて聞いた言葉かもしれませんね。それでは「親抜き」について解説します。
「親抜き」とは、メダカの繁殖方法の一つで、産卵後に親メダカを別の容器に移し、卵や針子が安全に孵化し成長する環境を提供する手法です。
この方法は、卵が親に食べられるリスクを減らし、より多くの針子を育てることができる利点があります。親抜きを行う際には、以下の点に注意すると良いでしょう。
- 親メダカの数を把握しておき、全ての親を移動させたことを確認する。
- グリーンウォーターや微生物が豊富な環境を用意することで、針子の生存率を高める。
- 10リットルバケツを使用すると、スペースの問題を解決しつつ効率的に親抜きができる。
- 針子が確認できたら、オオミジンコなどを入れて水質の悪化を防ぐ。
親抜きは、メダカの稚魚を効率的に増やすための有効な方法ですが、室内飼育の場合は環境が整わないこともあるため、屋外での実施を推奨します。
また、親抜き用の種親は2ペアや3ペアなど、自分なりのルールを設けておくと安全です。忍者のように隠れているメダカがいないかも確認しましょう。回収率も意識して飼育しましょう。
親抜きを行うのであれば、飼育ケースはNVボックス22がおすすめです。親魚の飼育ケースとしても、親抜き後の飼育ケースとしても使えます。
まとめ
卵の孵化率をあげることも大事ですが、卵の回収率をあげることで針子は格段に増えます。
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